表紙

「本能」から「幸福な生き方」を考える

 全ての生物は、種族保存・子孫繁栄を最優先本能として生存しています。人類も生物としてその最優先本能を背負って生きています。ただ人類は、本能のみでなく本能を否定したり、本能とは逆に向かって生きたり、意図せず意識せずに逆走してしまうこともあります。本能のままに生きることが正しいとか、より良いとかいうことを考察し判断することは、ここではしません。しかし自らの意志ではなく、生まれる以前に与えられた本能を知り、受容し、抗わずに生きることが、らくで幸福に近づけるのではないだろうかと考えます。

「種族保存子孫繁栄の本能」を最優先にする

 一言で「本能」といっても多種多様であり、相反する本能が共存しているものもたくさんあります。本能の中で取り分け「種族保存子孫繁栄」を一番優先してきた種が存続したり繁栄している事実に着目すれば、人類がいったいどのような生き方、考え方をして、どういった状態を目指していくことが良いのかが見えてきます。

「生」は、最上か?

 前段で考えていることは、「生」が良いもので「死」は良くないものというイメージになるかもしれません。しかし、必ずしも「生」は「死」より善であるとか、「生」は求めるもので「死」は避けるべきということにはなりません。
 「生」は、心楽しく、うれしいものであってこそ、より長く続いてほしいと願うものであって、辛く悲しく耐え難いものであれば、「死」こそ心待ちにする天国、パラダイスに思えるものではないでしょうか。

「死」から「生」を視る

 では、「死」が誰にとってもパラダイスならばさっさと死んで楽になり楽しい天国生活を送れば良いわけですが、ごくごく稀に死後の世界を経験した人あるいは経験した記憶がある人もこの世に居られるようですが、大半の人は経験していたとしても記憶にないわけで、記憶にないことを自分の人生のうちと考えることはできても、実感はできません。

すべての人が「つらくない」社会に

 様々な死生観や宗教観がありますが、この世に現存する生命の人類として、記憶したり実感できない世界でどんなに幸福を得られようと、今を生きている私たちは実感できません。この世に現存する団体としては、記憶にない過去と、記憶できない今を未来に持ち込むこととは切り離して、この世で生きている間に、めいっぱい「生まれてきて良かった♪」「生きていて良かった♪」と、できるだけいつも、できるだけ死ぬ間際まで思い、感じられるように生きるには、どうしたら良いのか?ということを命題とし、世界中の全ての人々と共有したいのです。

共に考え、共に行動する人を求めています

 つまり、誰一人として「生まれてくるんじゃなかった」「生きていることがつらい」という人がおらず、同じ地球に同じ時代に生まれ生きている仲間として、思いやり合い、活かし合い、助け合って、すべての人に「あんしん・なかよし・げんき」がいつもそばにある世界になってほしいと考えています。そのために、何ができるのか?何をしなければならないのか?何をしてはならないのか?といったことを、自由自在に、慎重に、大胆に、考え抜いて、実現に向かう道を間違いなく一歩ずつ歩もうとしています。

つながろう❤ 活かし合おう❤

 ひとりではできないことも、つながることでできることがあります。活かし合うことでひとりひとりが強くなったり、優しくなれたり、やりがいが増したり、幸福感が高まることがあります。これまでに行なったこと、今取り組んでいること、これからやろうとしていることをお伝えします。しかし、いつでもより良い道を探し求めています。ここで表せていないことで「こんなことをやってはどうか」といったご提案は大歓迎です。
また、活動を共に担おうと思われたら、ぜひご連絡ください。